福島県いわき市は常磐線で東京と仙台のほぼ中間に位置する、東北地方で2番目に人口の多い都市です。最近ではハワイアンズやアクアマリンふくしま等の観光施設や、福島第一原発廃炉及び復興に関する様々な事業の拠点となっており、駅前にはホテルがたくさん建設されています。
これから観光や仕事でいわきを訪れる機会はきっとあるとおもいますので、
今回はいわき駅への鉄道アクセスについてちょっと触れたいと思います。
また筆者が千葉県在住のため、今回は柏発着視点でいろいろ書いていきたいと思います
www.aquamarine.or.jp
https://fukko.yahoo.co.jp/fukushima/fukko.yahoo.co.jp
特急ひたち号・ときわ号
柏からいわきまで電車で行く場合は、常磐線に乗っていくことになります。
常磐線の特急列車には、速達型のひたち号と停車型のときわ号があり、それぞれの役割分担は概ね次の通りです。
列車名 | 運転区間 | 下り方面上野の次の停車駅(例外あり) |
ひたち号 | 品川・東京・上野〜いわき | 上野の次は水戸 |
ときわ号 | 品川・東京・上野〜水戸・勝田など | 上野の次は柏 |
はてな記法をマスターできていないので上手く表現できないのですが、
ひたち号は水戸以北へ向かう人用、ときわ号は(柏を含めた)水戸以南へ向かう人用と、役割分担がなされています。高層用エレベータと低層用エレベータみたいなイメージです。
そんな高層用と低層用の乗り換えフロアの役割を果たしているのが水戸駅・勝田駅で、柏駅からいわき駅(その逆も然り)へ特急電車で向かう場合は、一部例外を除いて両駅いずれかで乗り換えることになります。
各列車の乗り換えパターンのようなマニアックな情報は改めてご紹介するとして、
今回は交通費を抑えるためのやり方に絞って書いていきます。
列車に乗ってから購入するチケットの発売額が最も高い
案内パンフレットやアナウンスでよく言われていることなのですが、列車に乗ってからチケットを購入するやり方が一番高額になります。
常磐線特急「ひたち」「ときわ」料金&時刻表:JR東日本
営業キロ 50キロまで 100キロまで 150キロまで 200キロまで 300キロ以上 指定席特急料金(事前料金) 750円 1000円 1550円 2200円 2500円 指定席特急料金(車内料金) 1010円 1260円 1810円 2460円 2760円 えきねっとチケットレス 650円 900円 1450円 2100円 2400円
このように、列車に乗ってから購入すると、あらかじめ駅窓口や券売機で購入するのに比べて260円高くなります。
その上、車内では座席の指定を受けられないので、高いチケットを買った上に着席保証がないという事態になります。
特にひたち号はビジネス利用の多い列車ですから、満席となる事が珍しくありませんのでご注意ください。
分割すると安くなる理由
さて、柏駅といわき駅の距離(営業キロ)は、200キロ以内なので
駅の券売機で買ったとすると2200円になりますが、料金表をよく見ると、100キロ以内の場合は1000円に設定されています。
柏駅からだと、ちょうど水戸駅または勝田駅が100キロ以内、さらに水戸駅または勝田駅からいわき駅も同じく100キロ以内となるので、通しで買うと2200円になるところ、水戸駅または勝田駅を境に2つに分けて購入することによって、1000円×2=2000円、乗る座席、到着時間が全く変わらないのにもかかわらず、買い方を工夫するだけで200円浮かせることができるのです。
えきねっとチケットレスで極限まで安く
ここで料金表の下段にあるえきねっとチケットレスにご注目ください。
えきねっとチケットレスは、登録無料のえきねっと会員になり、クレジットカードを登録することによって利用できるサービスです。
駅で切符を受け取る必要がなく、スムーズに乗車できるほか、切符の発券がないから(かどうかはわかりませんが)1件あたり100円引きの価格設定となっています。
ポイントは100円引きが1件あたりとなっている点です。
柏駅からいわき駅までは、先程ご紹介したように、水戸駅または勝田駅で分割購入すると料金が安くなることがわかりました。
さらにそれぞれをえきねっとチケットレスで購入すると、それぞれが100円引きになるため、(1000円ー100円)×2=1800円、当初の額からなんと400円も安くすることができました。
400円あればキャラメルマキアートが飲める
このご時世400円でできることは沢山あります。お昼ご飯を食べることもできるし、新聞や週刊誌を買うことだってできます。
昨日ご紹介したキャラメルマキアートだって400円あれば購入することができます。
たかが数百円ですが、ちょっとした工夫で確実に浮かせることができますので、柏からいわきへ向かう場合は是非お試しくださいね!