処方箋が無効ならドリエルに頼ればいいじゃない

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過日より生活リズムが昼夜逆転甚だしいので、先日、睡眠クリニックを受診した。

医師からは、いつから眠れないのか、どの程度の症状なのか、いま飲んでいる薬はあるか、会社には行けているのかといった事柄について矢継ぎ早に質問(問診)されたので、一瞬で過去の自分を振り返ってみたところ、もともと生活習慣が崩壊していたとはいえ、悪い意味で転機となったのは、2月ごろの新型コロナウィルスへの罹患だったんだろうと、とりあえずそれに結び付けた。

家に帰り、まさかコロナの後遺症で睡眠障害なんてあるわけ…と軽い気持ちでスマホをポチポチしていたところ、まさかのまさか、ジャストミートな記事を発見してしまった。

news.yahoo.co.jp

「(療養解除から)2、3週間は大丈夫だったんですけど、その後にけん怠感などの症状が出始めました。睡眠時間がものすごく長くなって、後遺症が出始めてから16時間~17時間とかにのびて。(Qいままで長時間寝ることは?)全然なかったです」

まさにこれだ。そして私の場合はこれプラス入眠時間が死ぬほど遅くなるという追加効果もあり、日が昇っている間は睡眠しており、日が沈んでいる間は目がさえている、という、体内時計だけアメリカ人状態だったのである。

ともあれ、診察を終え、入眠導入剤の処方箋を受け取りながら、その日は平日だったので会社へ。なんだかんだで夜中まで働いたので、薬局で薬を受け取ることもなく数日が経過し…

ある日処方箋受付と書いてある窓口に行くと、「あぁ~これ期限切れですね」と薬剤師から告げられ、私は生まれて初めて処方箋に有効期限が存在することを知った。無効になっているということは、よもや診察からやり直しになるかと質問すれば、どうやら薬局から病院に対して処方箋期限の延長について確認を行い、病院から許可が得られれば有効になるとのことであった。

ところが時刻はすでに夜の8時を回っている。案の定、病院はすでに留守電になっていたようだ。もうこの日はどうしようもないので、改めて出直そうかとも思ったが、なんだかもう面倒なので、市販薬であるドリエルの購入を薬剤師に願い出た(無論、薬剤師から「いいんですか?」と念を押されたのは言うまでもない)。

薬剤師の心配をよそに、自覚症状として寝つきは相当に改善したような気がしている。本来なら処方された薬を飲むんだほうがクリティカルなのだろうけれど、まぁ市販されている薬だし、飲んでダメということもなかろう。

最近は、ライトな寝付けない勢が様々なSNSでヤクルト1000を大絶賛しているようだ(若干ステマ臭い)。早速近所のコンビニを2軒まわってみたところ、いずれも品切れしていたから、世の中的にも睡眠に何かしらの不満や悩みを抱えている人が相当数いるということか。

ふと我に返り、そんなになるまでして皆が努力をしているのに、世の中が閉そく感に包まれているのはどうしてなのだろうかと、大げさに考えてしまう花金の25時である。