iPhone13実質24円キャンペーンの仕組み

最近家電量販店で目にするiPhoneの投げ売りキャンペーン。大手3キャリアがほぼ横並びでiPhone13の実質負担額24円で発売していたのでどういう内訳になっているのかを試算してみました。

家電量販店の携帯ショップにて、期間限定ながら格安でiPhone13等を販売中

【10/1最新版】iPhone13や13miniが実質1円・iPhone14が4万円台・iPhoneSE3が一括1円・iPhone12も分割1円など家電量販店で確認 - こぼねみ

iPhone13実質24円キャンペーンの内訳はこれだ!

なおこの内訳はSoftbankの例で計算しています(が、各社とも同様の割引キャンペーンを行っているので、理解の参考にしていただければ幸いです)。

まず、各社で用意されている残価設定型の分割払い(上記Softbankの場合は『トクするサポート+』)を適用すると、iPhone13本体代138,240円は月々2,880円×48回払いとなります。そしてこの残価設定型の分割払いは、24か月目に本体を返却すると25か月目以降の本体代の支払いが免除になるので、分割払いかつ2年後に返却することを決めた時点で、本体代の実質負担額は138,240円の半額である69,120円(月々2,880円×24か月)となります。さらに今回のキャンペーンは、この24か月で支払う69,120円に対して、69,096円(月々2,879円×24か月)を割り引くことによって、24円(月々1円×24か月)を実現しています。

一旦は本体を購入したキャリアで通信契約も行う必要あり

即日解約しても本体代の割引に影響はないが、通信会社の選定にあたっては、今回手に入るiPhoneが各社SIMロック版であることに注意!

店舗掲出のチラシでは、以下のいずれかを満たしていることを条件に、通信費に対する割引(上記Softbankの場合は『のりかえ割』)が適用となることが記載されています。

  • 他社からのMNP乗り換え契約であること
  • 一定年齢以下の新規契約

なお、別途固定回線契約や家族割等の適用があれば、今回算出した通信費よりさらに安く抑えることも可能です。こうした中、他社からのMNP乗り換えに伴う通信費の割引適用期間が1年間(12ヵ月)である一方で、機種の分割割引期間は2年間(24か月)であるため、契約関係がまぎらわしい感は否めません。上記図のとおり通信費については1年以上放置していると高額になってしまうため、早い段階で格安simへの乗り換えをお勧めしますし、1か月目の時点で現在の通信費よりも高額になるようでしたら、即日解約して格安simに乗り換えても良いと思います。

ただし、今回のキャンペーンで購入できるiPhoneは各社simロック版であることに注意が必要です。2年後に本体を返却することを考えると安易にsimロックを解除できないので、格安simへの乗り換えにあたってはそれがどの通信会社の回線を使っているのかを確認(Softbank版のiPhone13を購入した場合はSoftbank回線のsimまたはY!mobileの契約回線でなければ通信できない)する必要がありそうです。

キャンペーン確認から2週間以上経過しているのでお早めに

今回のキャンペーンは、やや煩雑だったり理解がしづらかったりする者の、iPhone13を実質24円で手に入れることができる数少ない機会ですが、このキャンペーンは在庫が捌け次第終了すると思われるので、気になる場合はお早めに家電量販店などをチェックしてみてくださいね。

店舗では見積りをもらうことも可能(見積りはキャンペーンの進捗等によって変動するそうです)

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