ウィズアウト・デスティネーションキャンペーン

飛び石連休こそ自己研鑽の時間に当てようと、その前夜こそテンションが上がりますが、朝目覚めてみると身体がだる重。このままではベッドの上でスマホをぽちぽちして午後になってしまいそうです。

 

これではだめだ。つい先日、「がんばろう」的な文章を書いたばかりではないか。

 

plusminus0.hatenablog.com

 

 

そこで、”何もしない”は変えず、それを家の中ではなく外ですることにしました。

こう言う時、王道はカフェや公園にでも行くんだろうと思いますが、今回は体がだる重なので、目的地は決めず、とりあえず駅に行って、来た電車に気が住むまで乗り続けることにしました。いわば目的地なき移動です。電車に乗った後も、どこで降りようかなとか考えない。

 

ただただ流れる景色や中吊り広告を眺める。脱毛サロンと英会話教室の広告に思いを馳せる。指を一ミリも動かすことなく情報が止めどなく降り注いでくるような感覚。予期しないインプット。ランダム性。能動的に情報を取ることをやめるとなんだか心地よい。

と感じるかどうかは別として、おそらく目的地を持った人々に混ざって、本当にふらふらとしている自分の非日常性。周囲とのコントラスト。極端に言えば海外旅行と感覚は同じです。言い過ぎか。

 

JRでは、鉄道の利用促進と地域振興を兼ねた、デスティネーションキャンペーンを毎年季節ごとに展開しています(最近はコロナの関係かデスティネーションキャンペーンの広告をあまり見ませんが)。これは名前の通り思いっきり目的地があって、楽しそうな催しではあるのですが、今回のように目的もなくただダラダラするためだけに電車に乗ることを、無理矢理このキャンペーンに準じて名付けるとするならばウィズアウト・デスティネーションキャンペーンとでも言うのでしょうかね。電車に乗っているのは間違いないので。

ja.wikipedia.org

 

家でもできることをあえて外でやるのは、行動のための階段が小刻みになるので、心理的にポジティブになります。コウペンちゃんに言わせれば「外に出られてえらい!」みたいな。

無論、人によってはこれがドライブだったり、散歩だったりするんだと思いますけれども、いずれにせよ家で地蔵になるのは精神衛生上良くないと思いますので、どうせ何もしないなら電車に乗っちゃうか、くらいの気の持ちようをお勧めします。犬も歩けば棒に当たると言うもので、眠っていたインスピレーションが刺激されるかもしれませんよ。

 

こちらもご参考まで。

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